しきみ(シキミ)とは?
しきみとは、シキミ科の常緑小高木で、国内では本州中部以南に分布しています。
シキミの語源の理由は、実の形、実の重なり具合などいくつか説がありますが、そのうちのひとつに「悪しき実」という説もあり、実に有毒物質含んでいるということが理由ともいわれています。
古代には榊(サカキ)と同じように神事に使われていましたが、仏教の伝来を受け仏具に用いられるようになったと言われています。
一説では、昔は一般的だった土葬にあたり、香木として枝や葉から出る強い香りがにおいを和らげ、悪霊や野生動物を退散させる役割を果たしたから、とも言われています。